VRパースの再生フォーマットには以下の3つの形式があります。
1. QTVRムービー形式
Appleの開発したQuick Timeの拡張形式で、正式名称はQuick Time VR。再生には、Quick Timeが必要になりますが。現在Appleが提供するQuick TimeではQuick Time VRはサポートされていません。Quick Time VRムービーの再生にはQuick Timeの旧バージョン(Quick Time 7)のインストールが必要になります。現在では、あまり使われなくなった形式です。しかし、対応アプリをインストールにすることにより、iPadやタブレットでも再生することができます。
2. Flashムービー形式
Webでは標準的なムービーの再生形式。ほとんどのPCのWebブラウザにプラグインがインストールされているので、PCでそのまま再生できます。ただしiPadやiPhoneはAppleの方針でFlashに対応していないため、Flashムービーの再生できません。iOSでの再生には、次に紹介するHTML5形式で書き出す必要があります。
3. HTML5形式
HTMLの5回目の改訂版で、従来のHTMLを大幅に拡張したものです。Webアプリケーションやマルチメディア要素を実装しているため、Flashなどのプラグインが不要で、VRムービーの再生ができます。iPadやiPhoneの再生に対応してます。
VRパースの再生フォーマットを表にまとめてみました。
通常Web上でVRパースを配置する場合には、FlashとHTML5のハイブリッド形式にしてPCでもiOSでも表示が可能なようにします。