VRパースを使用した時の利点を以下にあげてみます。
1.リアルを体感することのできるビジュアル
レイアウト、ボリューム検討、色彩検討などのあらゆるシミュレーションをVRパースで行うことができます。VRパースは従来のCGと違って人の視線でシミュレートするので、人間にとってリアルな現実感を体感することができます。そしてインタラクティブに動き反応するビジュアルはとても魅力的で説得力があるものになります。VRとは、提案力のあるプレゼンテーションを作成するためのツールなのです。
2.設計データを可視化する
VRは設計データを「可視化」することができます。可視化することにより、その設計の課題が浮かびあがります。図面を見慣れている人にとっても、図面だけで複雑な3次元空間を把握することは、ある種の困難を伴います。そこで設計を可視化できるVRが活躍します。様々な視点から自由にみることで、容易に空間イメージを把握することができます。
3.いつでもどこでも (ユビキタス性)
PCが1台あれば、VRが表示できます。大きな機材が必要ないので場所を選ばず、PCの電源を入れるだけで、すぐに3dプレゼンテーションが始められます。iPadやタブレットを使えば、さらに柔軟な機動力を手に入れることができます。いわばiPadやタブレットはプレゼンデータの詰まった魔法の箱で、いつでもどこでも気軽に利用することができるのです。さらにVRパースのデータ自体をWeb上においておけば、PCやタブレットにデータを入れて置く必要さえも不要です。Web上のデータだけを常に最新ものにしておけば、ネットの回線を通じて、いつでも最新のVRパースデータにアクセスできるのです。